しいたかのブログ

雑文を書き溜めてます

勉強

『ライプニッツ』

副題に興味をひかれて読んだのだけど、その副題となっている問いへの応答部分が納得できず。 〈自分〉が唯一であるとは、唯一であることに気づいている限りにおいてである。「気づく」というのは曖昧だから、やはり「考える」に置き直せば、自分が世界に唯一…

『自閉症は津軽弁を話さない』

二冊目。松本卓也さんがブログで紹介しているのを見たから読んでみた。面白かった。

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)』

一冊目。だいぶ昔、何かのテレビ番組のゲストで登場した東浩紀が「2000年代のアニメやゲームによくあるストーリーである、コチラとアチラの世界があって、主人公がその世界の運命に大きく関わっていくという物語の想像力とは、実はまったく目新しいものでは…

論文

今年の『学芸国語国文学』第四十八号に、「中上健次「枯木灘」論――言葉・二重化・関係性――」という論文を投稿しました。 多くの課題が残る論文となってしまいましたが、(紀要論文とはいえ)不特定多数の人の目に触れる刊行物に論文を投稿したのは初めてなの…

「私はあなたの痛みを感ずることは出来ない」(2)

前回の記事の終わりに「時間がある時につづきを書きます」と記したものの、それから約1年が経った。大分間隔が空いたせいで続きを書く気が失せていたけど、たまたまTwitterのCopy writingというアカウントが、まさに僕の言わんとしていたことを簡潔にまとめ…

「私はあなたの痛みを感ずることは出来ない」(1)

ウィトゲンシュタインは「私はあなたの痛みを感ずることは出来ない」*1という短い文章のなかで、「痛み」に関する他我問題を扱っている。 まず、ウィトゲンシュタインは、「私はあなたの歯に痛みを感ずることは出来ない」という命題を例として挙げて、それに…

ラカンのシェーマL

ラカンのシェーマLが表しているのは、S(主体)はA(大文字の他者)からメッセージを送られるのだが、「他者と他者のイメージからできあがった自我のあいだのイマジネールな関係が障害となって、メッセージはSに届かない」*1、言い換えれば、主体は想像…